なんちゃってガパオライスが実はお手軽に出来る上に安くて美味しい
サワディクラーップ。
タイ料理、美味しいですよね。
特に有名なのはトムヤムクンですが、ガパオライスも結構有名な部類かと思います。
ぼくが好きなのはカオマンガイ、マッサマンカレー、プーパッポンカレー、パッタイです。
タイ料理は辛味や甘味や塩気や酸味など、いろんな味が複雑に絡み合い美しいハーモニーを舌の上で奏でるのが特徴です。
そんな素敵なオーケストラをあなたも調理指揮<タクト>してみたいと思いませんか?
そういうわけで、今回はタイ料理の中でも簡単に出来るガパオライスを紹介したいと思います。
(なんだこのテンション)
はよレシピ教えろって人はこちら
※ガパオ警察対策に補足すると、お手軽なんちゃってガパオライスです
ガパオライスとは
よく聞くガパオライスとは、挽肉やバジルや玉ねぎを炒めてタイ風に味付けし、目玉焼きを乗せた料理ということが見た目で分かると思います。
しかしながら、正確に言うとタイにガパオライスという料理は存在しません。
は?
「いやいやいや、そこらじゅうのタイ料理屋で見かけますやん」と思うかもしれませんが、Wikipediaさんによると
ガパオライス - 日本のタイ料理屋にて提供されているガパオライスであるが、これは日本にて作られた料理名であり、そもそも現地でガパオとはホーリーバジルという意味であり通じないことが多い。
とのこと。
つまりタイ語+英語の完全な和製料理名です。
そもそも、タイ料理は料理名というよりも素材と料理法を指しただけのものが多いです。(日本も肉じゃがとか豚汁とか牛丼とか寄せ鍋とか、同じ感じですが)
例えばトムヤムクンはトム(煮る)ヤム(混ぜる)クン(エビ)です。味付けは変わらず、鶏肉をメイン具材にした場合はトムヤムガイ(鶏肉)になります。
ガパオというのは上述の通り、「ホーリーバジル」という種類のことを指します。
ライスは……英語ですよね。ご飯のことはタイ語で「カオ」と言います。(カオマンガイの「カオ」がまさしくそうです)
なんだかタイ語講座じみてきましたが、さっきの感じでいくとガパオライスは
カオ・パッ・ガパオ・ガイ・カイダーオ(ご飯・炒める・ホーリーバジル・鶏肉・目玉焼き)
になります。もはや呪文ですね。
で、実際にタイではガパオライスのことをそう呼ぶのでしょうか。
呼びません☆彡
タイ在住の友人に聞いたところ、ガパオ・ムーサップ(ホーリーバジル・挽き肉)となるそうです。タイ語、難しいですね。
↑今回タイ文化について監修してもらったタイ在住の友人。通称・えちえちお姉さん大好き万太郎
「ホーリーバジル」についてですが、日本ではなかなかお目にしないものです。イタリア料理などでよく使われ、日本で見かける機会が多いものは「スイートバジル」というものです。
詳しくはこちらを見てください。匂いや味など違うようです。
タイ料理ガパオライスで使われるホーリーバジルはスイートバジルで代用できるのか - 家庭の食材で作るタイ料理
「ガパオライス(和名)」というぐらいなのでホーリーバジルを使わなければ厳密には違いますが、日本ではスイートバジルを使っている店や商品も多く「ぶっちゃけガパオ(ホーリーバジル)じゃなくてもいいよ」という感じのようです。
じゃあ必要な材料って結局何よ
ガパオライスのレシピはちょっと検索すればたくさん出てくるんですが、「タイ人的にはどうなの?」というのを調べました。
結構ゆるい料理ってことが分かりますね。ただし、オイスターソース見えてるのに「ウスターソースでOK」と書いていたり、「通訳合ってるのか?」と疑問は残ります。
不安なので、タイ在住の友人ことワンマンさんにも聞いてみました。
まさかのピーマンやパプリカや玉ねぎはそんなに重要ではなかったということが判明。
日本でよくこの2つを見る理由としては色合いがバジルや唐辛子っぽいからでしょうか……?
いずれにしても
は必要ということが分かりました。
ここから導き出されるのは2つのレシピです。
- 見た目がなんとなくそれっぽく見える、極力一般家庭にあるもので作れる超なんちゃってガパオライス(というかタイ風味肉炒めライス)
- 本場ガパオの要点をなるべくおさえた上でスーパーで揃えられるなんちゃってガパオライス
例え1番を作るにせよ、ナンプラーとオイスターソースは必須調味料ということですね。
本来お米もタイ米(ジャスミンライス)を使うべきですが、「米の使い分けなんて一般家庭はしなくない……?」という理由から日本米をちょっと固めに炊くことにします。
スーパーに割と売っているらしいので、より本腰を入れたい方はタイ米を使うのがよいでしょう。
さて、深夜テンション丸出しの出だしから始まった割に、監修がつくことにより真面目な感じになってきました。
両方のレシピをご紹介いたします。(結局はこれまでを統合した我流のものになりますのでご承知おきください)
材料1:超なんちゃってガパオライス(見た目と味付けだけ)
1人分
- ご飯:適量
- 挽き肉(鶏でも豚でも牛でも):100g
- スイートバジル(葉でも粉末でも):適量
- パプリカ:1/4個
- タマネギ:1/4個
- にんにく:1片
- 唐辛子(輪切りでもホールでも):適量
- ナンプラー:大さじ1弱
- オイスターソース:大さじ1弱
- 醤油:小さじ1
- 卵:1個
- きゅうり:1/8本
面倒くさかったらパプリカかピーマンはどちらかでいいと思います。
材料2:なんちゃってガパオライス(バジル違い)
1人分
- ご飯:適量
- 挽き肉(鶏でも豚でも牛でも):100g
- スイートバジル(葉):適量
- タマネギ:1/4個
- にんにく:1片
- 唐辛子(ホール):適量
- ナンプラー:大さじ1弱
- オイスターソース:大さじ1弱
- 醤油:小さじ1
- 卵:1個
- きゅうり:1/8本
具だくさんにしたい人は材料1のようにパプリカやピーマンを入れてもいいと思います。とりあえずバジルと挽き肉がメインと言える量入っていればいいので。
手順
- ご飯を炊いておきます。(炊飯セットと同時に調理を始めると結構待つことになると思います)
- 野菜をカットします。にんにくは粗みじん、唐辛子はお好みで、他は細切りか角切りなどに。自分の思い描くガパオライスの見た目に近いように。(重要)
- 中華鍋を温めてサラダ油を多めにまわし、中火~強火でにんにく、唐辛子を炒めます。中華鍋がない人はフライパンでもいいです。
唐辛子は長く炒めると黒くなってしまうので、強火で全部さっと済ますのがいいらしいです。 - 香りが油に移ったら挽き肉を投入して炒めます。
- 少し火が通ってきたらナンプラー、オイスターソース、醤油を入れます。
味の素があるとなおのこと良いかもしれません。
基本はナンプラー1:オイスターソース1:醤油少量で、好みで割合を変えていくといいかと。 - さっと肉に調味料を混ぜたら野菜を投入して炒めます。
- 全体的に火が通ってきたら火を止め、バジルを入れます。粉缶の場合は振りまくりましょう。鍋の余熱で炒めます。
- ご飯を盛り(一度お茶碗に入れてお皿にひっくり返すとそれっぽいです)、横に7を添えます。
- 鍋をさっと綺麗にし、油多めで半熟の目玉焼きを作ります。作っている間にきゅうりをスライスしておきます。
※ぼくは洗い物を少なくしたいので1つの鍋で目玉焼きをやりますが、同時進行で作ったり電子レンジで作ってもいいと思います。 - 8の横にスライスしたきゅうりを添え、目玉焼きをご飯の上に載せて出来上がりです。
丁寧に書いたため手順が10も出来ましたが、ようはにんにくと唐辛子炒めて、肉入れて、調味料入れて、野菜入れて、火止めてバジル混ぜて、目玉焼き載せるだけです。超簡単!きゅうりスライスは割とどうでもいいと思います。
生唐辛子がなかなか売っていないので輪切りかホールの乾燥唐辛子を使いますが、黒くなりやすいためパプリカを使わないと赤色がなくなり材料2は見栄えが劣ります。
ですが、やはり粉よりも葉を使ったほうが味は出ますね。ただバジルの量が少なかったのでもっと入れていいかなと思いました。
そのあたりは売ってる葉バジルの値段と相談でいいかと。ぼくのところは4枚程度で99円もするので、大量に買えません。バジルと唐辛子栽培始めるか……。
「ナンプラーとオイスターソースで味付けた肉野菜炒め」にすればとりあえずそれっぽい味になりますので厳密には違うとしても、お手軽エスニックライフを是非どうぞ。
アローイ、サバーイ、ポップガンマイ
大学の同級生(♀)とルームシェアしてたら解消時に同級生(♂)になってた話
雑記はタイトルでネタバレしてなんぼ、コタおです。
今日はタイトルのことについて話していこうと思うんですが、まあなんてことはなくタイトルに全て詰まっているのでこれ以上話を広げるのが難しい感じにタイトルがタイトルしていてタイトル。
どこから話すのが良いのやらという感じだけど、最初から話すとすると、大学生のときにとある女子と知り合いました。
背は170cmあって、見た目は相当中性的で声も低い。髪も当時の自分より短かったため、普通に男子と間違われていた。
女性車両に乗ったらおばさんに注意されたとか、コンビニのJKバイトに連絡先を聞かれたとか、数合わせの合コンに行ったら女性側に口説かれたとか。まあいろんな伝説を持つやつでして、情報系の学科だったのでそいつ(名前を「ささお」とする)も情報系に例外なくオタクで、ゲーオタだった。あとめっちゃ絵が上手い。
ぼくとはたまにゲームをする仲で、麻雀やったりスマブラやったりダークソウルやったり。
何を隠そう、現在のツイッターアイコンを描いてくれたのもささおだ。当時自分が好きだった「ぼく、オタリーマン」という漫画風に描いてくれたものだった。
当時冬はずっとコタツから出なかったのでコタツムリから取って「コタ」というハンドルネームでやっていたけど、アイコンを描いてもらったので感謝を込めてハンドルネームを「ささお」に寄せて「コタお」にした。
いや、感謝を込めてやることがハンドルネーム寄せるだけって。もうちょっとなんかあるだろ自分。
まあこうして「コタお」は爆誕したわけだったのだが……。
ちなみに恋愛的な関係とかエピソードとかは一切ない。全くそういう間柄じゃない。もう完全にゲームでボコす相手としてしか見てない。
そんなささおと、大学を卒業し社会人になって1年目が終わろうとするときに飲みに行く機会があった。
自分もささおもお互い社会への不満を漏らした。
「そもそも東西線は混みすぎなんだよ!!なんだよ乗車率199%って、35分も乗ってられるか。カバンがアバラにめり込んでくるんだぞ!あと門前仲町で運よく目の前が降りて座れたやつのドヤ顔にビッグバンインパクト喰らわせてえ」*1
「京浜東北線も地獄だよ。もう完全に暗黙のルールが出来上がっていて、状況に応じて立ち位置を変えていかないと降りるときに電車のど真ん中から降りようものならすごい目で見られる。ドアの前に立ってないとダメ。あと少しでも音を立てたら殺られる」
「こわすぎでしょ……」
「そっちもアバラは大切にして……マジであれくそ痛いから。漫画で”アバラが数本イったか……”みたいなのよくあるけどあれそんなのんきに言える状況じゃないから」
※ささおは笑いすぎてアバラにひびが入った過去を持つ
「もっと通勤近いといいんだけど、家賃高くなるんだよなあ」
「めっちゃ分かる」
「職場どこなん?」
「新宿あたり」
「俺もなんだけど。新宿から1駅」
「まじで?」
「ルームシェアするか」
「……まじで?いや、でも面白そうだ。べったり仲いいわけじゃないし、かと言って遠慮しすぎるほどじゃないし。私たちくらいの関係性の方がこじれることなさそう」
「仲いいわけじゃないって対面で言い切るのがやっぱささおすげーわ。じゃ、そういうことで」
酒の席でルームシェアが決まった瞬間だった。
後日、本当に大丈夫か確認のLINEをすると(一応男女なので)、「彼氏いないし作る気もないし私を襲ってくることないでしょ」と言われたので、「それは絶対にない」と返したら「じゃあいいよ」とのことだった。
※引っ越しの手伝いをしてくれた友人たちに「そんなこと言ってセフレと同棲みたいな感じじゃないの~?」と疑われていたけど、実際ささおを見ると「いや……疑ってたわごめん。そりゃ起こらないわ。コタちゃんよりイケメンだもの」と言われた。うるせえ
「というかそっち彼女とかいいの?」と聞かれたので「この前バーでウンコしてたら別れの電話きた*2」と話したらめちゃくちゃバカにされた。
で、ルームシェアが始まる。お互い基本的には不干渉で、何か調整事項があれば都度という感じで。勤務時間のずれもありあまり顔を合わせることはない。
たまに文句を言ったり、文句を言われたり。その程度しかなく、自分があまりゲームをしなくなったので一緒に遊ぶということも全くなかった。
そんなこんなで1年近く経ったある日。
ささおが「都合でちょっと3週間ほどタイに行ってくるので、その間来る荷物はよろしく」と言ってきた。
旅行自体あまりするタイプじゃないので珍しいなと思いながら、自分がタイに行きたいのもあって「土産話とか写真よろしく」と返すと「観光じゃないからなあ」と言われた。「海外で仕事なんてグラフィックデザイナーも大変だな~」なんて思っていた。
※結構有名なゲームの絵とかの仕事もあったらしい。タイトルは教えてもらえなかった
その後ささおは普通に帰ってきて、お土産にドぎついほど甘いチョコレートをもらった。
それからしばらくして、ささおの本名を仮に笹本佑香だとすると、「笹本佑希」宛の郵便物や宅配物が来るようになる。
「なんでわざわざ偽名使ってるんだ……?」と思いながらとってあげていた。
本人はずっと女性っぽい名前を嫌がっていて(名前呼びも嫌っていた)、Amazonとかで本名使うのも嫌だから偽名使ってるのかななんて思っていた。
で、それから数ヶ月もしないうちにささおが「まだ2年経たないけど一足先に家を出て、他の人とルームシェアをする」と言い出した。
自分もちょうど飯能への移住を考えていたし、タイミング的にはいいかなと思って了承。
そしてささおの引っ越し日。すべての荷物を積んで出て行ったあとにLINEが来た。
「今までお世話になりました。あと気づいてたかもしれないけど、性転換したから男になりました。戸籍的にも男なので、結婚式挙げるときは呼んでね」
えっ……?
いや……えっ……?えっ? ささお? いや、ささ男…?
そこで自分の中ですべてが繋がり始めた。
突然の3週間タイ……しかも観光じゃない……偽名で届き始めた郵便物……あれは、偽名じゃない……?すべての”手続き”を終えた……第2の名前……?セカンド・ファーストネーム……?
ふと、あることを思い出し聞こうと思った。昔、ささおは特に男に性欲を感じないけどゴッドイーターのリンドウさん*3とはえっちしたいと言っていたのだ。
「リンドウさんはまだ好きかい?」
「ええ、大好きですよ」
濃厚なホモじゃねえか
あれから連絡を取っていない。
※なお、当時本人に「いずれこのことはTwitterとかに書くかも。女と住んでたら男になってたとか面白すぎるでしょ」と言ったら「面白いと思うんでいいですよ」と快諾されている
【2019.07.13-16 北アルプス縦走④】上高地観光にて初の北アルプス終了
去年の夏に行った北アルプス縦走最終日4日目の記事です。
前回の記事はこちら。
天才的発想を見た朝
……
…………
やっぱ足寒い
末端冷え性なのでそのせいかもしれません。
とりあえずどんなときでもテントシューズは持っていこうと思いました。夏用の薄手のやつを買おう……。
もぞもぞとテントから這い出てお湯を沸かし、今日も今日とてフリーズドライです。
「フリーズドライ15分待つ……」
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月15日
「ヤマノススメ1話見られる」
「天才か」
マジで天才か
朝からきゅんふぁんタイムにしつつご飯です。
今後フリーズドライタイマーにちょうどいいかもしれません、ヤマノススメ。
1期なら5分アニメだけど実質3分程度だからラーメンタイマーまたはパスタタイプのフリーズドライタイマーにぴったりです。
さすが日本を代表する国民的登山アニメ、そこまで計算しての尺だったとは。
ぶらり上高地観光
本日は上高地まで行ってバスで駐車場に戻り、おうちに帰るだけとなります。
せっかくなので上高地までの間寄り道して帰ろうとのことに。
ひとまず徳澤園に向けて出発。
屏風ノ頭ですかね。虹がかかっていて朝からラッキーです。
単調な道を数十分歩くと
徳澤園です!
こちらは高級なお宿のほう。とてもじゃないですが山行で泊まるには手が出ません。*1
他人のお金で泊まりたい。
隣の売店でソフトクリームを頼みます。
虫除けスプレーのにおい撒き散らしながらソフトクリーム食べててごめんなさい
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月15日
しかし徳澤園のスタッフさんたちは男女どちらともお顔が良く、無精ひげ生やして脂だらけの自分はなんなんだ……となります。
は?徳沢園のスタッフ美男美女しかいないんだが。ここはエルフの里か?
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月15日
1時間くらい歩くと嘉門次小屋に着きます。
せっかくなので……
いただきます!!
今回初めてのお魚ですね。囲炉裏焼きウンメェ~~~~~
そのあとはまた歩き上高地ビジターセンターへ。
館内の写真は撮っていませんが、上高地周辺に咲く花や生きる動物たちの展示、山々の写真などを見て回りました。
そして十分程度歩くと
河童橋まで戻ってきました。
実はこの景色、入山時に見たときとほとんど変わりません。
←初日(13日) 今日(16日)→
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月16日
変わらんやんけwwww pic.twitter.com/gRICKKRs7I
本当に昨日が晴れてよかった……。
11時前には駐車場まで戻り、まずはお風呂&腹ごしらえ。
「しもまき」というお店が入浴と食事をやっていたので利用しました。
シャンプーもボディソープも全く泡立たなくてワロタ。あと洗うタオルめっちゃ汚い
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月16日
そう、夏の3泊4日。いくら道中水浴びを少ししたからといって、どうにかなるものではありません。
シャンプーは髪につけたそばから消えていきます。
「泡立つ?オラそんな言葉知らねえ」と言わんばかりです。
夏に5泊も6泊もするとどうなるんでしょう……。
さっぱりしたあとは
メシじゃーーーー!!!!
せっかくなのでフォロワーさんオススメのお店などにも行ってみたかったのですが、事前に全くリサーチしていなかったのと、すぐそこで美味しそうな匂いがしているのには勝てませんでした。
下山後
松本でちょっと寄りたいところへ。
はじめてきた (@ カモシカスポーツ松本店 in 松本市, 長野県) https://t.co/DBmAHKkHr8
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月16日
なかなかこういう機会もないですからね。
長野観光はせずに早々に高速に乗り、飯能までドヒューン。
にく!! pic.twitter.com/Y7JrR34jOH
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月16日
飯能の友人も呼んで一緒に焼肉。
焼き肉食べながら唐突に西黒尾根の計画が立てられたのすごい好き。自分は仕事なんだけどね
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月16日
友人とTakaさんが明日も休みということで、突如目の前で立てられる谷川岳の登山企画。
いや、Takaさん数時間前に下山したばかりなんですけど
どうやら西黒尾根の「日本三大急登」と、谷川岳の「魔の山」という側面が少々不安なご様子。
しかし谷川岳と言えばぼくがとても好きな山で、ヤマノススメでもあおいとひなたの結婚式会場としても有名な山。*2
推し山にはぜひ行ってほしい。
「日本三大急登も何も、日本最高グレーディングの大キレット行ったじゃないですか」
「まあ、確かに。けど明日は高尾山でも行こうかなって思ってたぐらいなんすよね」
「飛行機の時間なら大丈夫です、深夜のうちに出発して夜明け前から登り始めるので昼過ぎには帰ってこられますよ」
「でも谷川かぁ~~、大丈夫かなあ」
「魔の山って言ったってそれは一の倉沢のアルパインによるものがほとんどです。大丈夫ですって」
こっちも行かせようと必死
結局、行くことになりました。
そうと決まれば話は早いと焼肉を切り上げ、うちに帰り就寝準備。
で、朝起きてタイムラインを確認すると
やばたにえん pic.twitter.com/b4LgTtFUiT
— TaKa (@Taaka910) 2019年7月16日
起きたらザック背負ったTakaさんが目の前にいて、「4日間ありがとうございました。めっちゃ楽しかったです。谷川岳行ってきます」って言われて握手した夢見たけど夢じゃなかった
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月16日
どうやらTakaさんは最高の谷川岳に出会えたようです。
その後通勤中の自分のつぶやき。
5:37で樹林帯、5:51で雲海見れてるから鉄塔のところかな?6:16で西黒尾根に乗ったっぽいから1時間半経ってるしもうトマの耳あたりかなあ
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月16日
さすがにこいつちょっと気持ち悪いわね……
そういうわけで無事谷川岳から帰ってきたTakaさんは飛行機に乗り九州へと帰りました。
ぼくはその間ずっと仕事だったけど
今回の山行を振り返って
テントの張り綱を両方エバンスノットにしていると便利だとか、デオコは制汗剤に使えるとか、雨の日用にテントのアウターを別収納できる何かを持っておくといいとか、テン場用のスリッポンは便利だとか、帽子はつばを後ろにしておくと首の日焼けにいいだとか、細かい気づきはありましたが大きく感じたことについてはすでにつぶやいていたりします。
北アルプスはバイク乗りで言うところの一昔前の北海道だ。みんな声かけあって「どこ行くんですか、どこから来たんですか、お気をつけて」って暖かい雰囲気
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月15日
ぼくは山登りを始めるまではバイクに乗ってキャンプツーリングであちこち回ってました。
バイク乗りのメッカとも言われている北海道へ行ったときは、出会ったバイク乗りも地元の人も温かく、とても楽しく居心地よく回ることが出来ました。
それは登山者のメッカである北アルプスでも同じことで、すれ違う登山者、小屋や休憩時で一緒になった人、小屋や施設の人、みんなが温かかったです。
もちろん中にはそうじゃない人もいて、そういう人がSNSなどでは目立ってしまうわけですが、全体数で見れば一握りだろうと思います。
少なくとも今回、ぼくは終始楽しく山を歩くことが出来ました。それはある意味運が良いと言えるのかもしれません。
晴れだろうと、雨だろうと、とても楽しかった4日間でした。
いろんな振り返りは記事作るとして、今回の山行で感じたのは登山道のありがたさ。道の整備や進行方向の印、これは道を作る人たちがいてこそ成り立つもの。一般登山者は基本的にこの作られた道を歩いているわけで、そのおかげで遭難や怪我のリスクを抑えられてるんだなと改めて実感した。ありがとう pic.twitter.com/yNiBE0mBNy
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月17日
とても多くの人の、多大な労力と熱意の上を自分たちは歩いているんだなと思った。開拓されたクライミングルートだってそう。よく行く山の林道だってそう。もっときちんと山に貢献しないとなあ
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月17日
そしてもう一つが「登山道」のありがたさです。
現在、ぼくは本当にちょっとしたバリエーションルート程度には行きます。人に連れて行ってもらったり、登攀要素を含まず短いところであれば単独で行ったり。
バリエーションルートと言っても、冬の降雪直後などでなければ基本的にはすでに誰かが行ったことがある道なわけで、獣道のように跡がついていて歩きやすくなっていることもあります。それでも一般登山道に比べれば歩きづらいです。
その「一般登山道」というのは大昔から人が開拓し、定期的に整備を行い、ぼくのような観光登山者が歩きやすく、道に迷わずケガを負わないように作ってくれているものです。
その開拓・維持に関わった人の数は非常に多く、途方もない労力がかけられています。それは熱意なしでは成り立たないであろうと思います。自分たちはその上を歩いている。その上を歩けるからこそ、こうして山を楽しめているんだなとマーカーやハシゴや鎖や足場などを見て思いました。
この登山道は用意されていて当たり前のものではない。そのことにようやく気づきました。
もし機会があれば、自分もその開拓・維持に一度は関わってみたいですね。
今回の山行の記録です。
総距離44.3km
累計登り2500m
累計下り2496m
最高標高3180m
最低標高1500m
以上が4日間に渡る北アルプスの縦走記録となります。
今度はぜひジャンダルムへ。北アルプスは広いので他にも様々な山を登りに行きたいです。
【2019.07.13-16 北アルプス縦走③】槍の穂先で待つ景色とは
去年の夏に行った北アルプス縦走、3日目の記事となります。
この日は今回の山行で一番行動時間が長かったです。休憩もたくさんしたけど。
前記事
朝
7/15 南岳小屋 気温?度。あおひなのことを思う。朝食 フリーズドライ豚汁、根菜ご飯。食料、切り詰めない
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月14日
朝からテンションたけえ
それもそのはず、南岳小屋に張り出されたヤマテンによる天気予報だと本日は曇りのち晴れ。
しかも行き先は
今日は槍ヶ岳に行くぞい
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月14日
みんな大好き槍ヶ岳です。みんなとは……
初日は終始曇天、2日目は小雨⇒曇天→小雨だったため、ようやく青空が期待できるわけです。しかも今回の山行ではメインとも言えるピークに登る日に。
当然、期待が高まりますね。
土間でお湯を沸かしてフリーズドライの朝食をとり、乾燥室へ。
「どれどれ、乾いてるかな」ビチョォ
( ^ν^ )
「Takaさん、そっちは?」ビショオ
「ダメっすね」ビシャァ
「うーん、仕方ないか……」グショォ
ところがソックスを履くと意外なことにそこまで不快感がありません。冷たいけど、ぐちょぐちょという感じでもない。
メリノウールやはり優秀なのでは?
ビチョォビチョォの雨具を羽織り、小屋を出ます。
今日の予定では槍ヶ岳の穂先まで行き、槍沢ルートを使いババ平キャンプ場でテント泊です。
出発
ヘッドランプを頭につけて小屋を出ると、空はもう明るいです。
というか入山してようやくの青空!!
少し歩いてから小屋の方を振り返ると……
え、俺らあそこ通ってきたのか。昨日はガスと雨で全然わからんかった。まじか……あそこから来たんか pic.twitter.com/uPb7RbAZdx
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月14日
大キレットの迫力がすごい。
北穂高岳は遠く、雲を纏い、ゴジラの背のような岩山がそこには在りました。
「あそこ昨日越えてきたらしい」
「マジか……そう考えるとすごいね」
「ね。しかも雨降ってたやん」
「ここから見る限りだとあんなの越えられないよなあ」
整備された登山道があってこそ、ですね。
さて、槍ヶ岳へと足を踏み出します。
南岳を越え、稜線歩きで槍ヶ岳に向かいます。
ある程度歩いてから来た道を振り返ると
奥に見えるピークが奥穂高岳でしょうか。
自分たちは涸沢から北穂高岳に直接上がってきたとは言え、見えている稜線のだいたいを歩いてきたんだなあと少し感慨深く思います。
そして中岳に至る坂を登った瞬間
槍だァァァァ
ついに、ついに槍ヶ岳が見えました!
ようやく槍の穂先が目の前に。
……ん?目の前?
いや、なんか、間に盛り上がってるの1個ない?
おおばみぃ……きさまぁ……
「じゃあ大喰岳から見たらもっと迫力あるのかなっ!」なんて小学生みたいにワクワクしながら急ぐと
おおばみぃ……きさまぁ……
「これで穂先ガスだったら今回悲しすぎるでしょ!急げ!急げ!」
と先を行きます。(そもそもすでにガスなんだけど)
「晴れたきた!ええぞ!ええぞ!」
「いや、風上側あまり雲なさそうだからそこまで気にしなくていいんじゃないすか」
「たしかに」
冷静さを取り戻したところで、対面からお兄さん2人組が。
「こんちは」
「こんにちは~」
「お、ここもよく槍見えるね。悪いけど、撮ってもらっていいですか?」
「いいですよ」
「やぁ~、これイケマンやん、イケマン!」
「イケマン?」
「イケてるマウンテンよ」
「じゃあイケメン2人とイケマンっすね!撮りますよ~」
「イケメンに褒められたわ~」
山 は 優 し い 世 界 だ な あ
イケマンお兄さんズに別れを言い、自分たちは飛騨乗越の先へ。
槍ヶ岳山荘のテン場を越えると
すぐそこに槍が!!
槍の穂先に向かう前に少し休憩を取ろうと槍ヶ岳山荘の売店へ行くと、レストランは10時からとのこと。
まだ時間があるので「じゃあ先に穂先に行きますか」とアタックザックに切り替えます。
3180mの山頂へ
ついにきた。さあ、残り少しアゲていこうか! pic.twitter.com/5QmB82lSCu
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月14日
槍の穂先は登る側と下る側で道が分かれており、マーカーで記されています。(最後のハシゴなど、共通箇所もありますが)
山頂付近から振り返ると
槍ヶ岳山荘がはっきりと見えます。意外に高度感ありますね。
最後にハシゴを登ると
槍ヶ岳の山頂です!
雲海槍ヶ岳たまんないなあ pic.twitter.com/fF6vNNmUmm
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月14日
標高3180m、日本で5番目に高いピークです。
360度見渡せる快晴というわけではありませんが、雲海の槍ヶ岳!十分に綺麗です。
曇天の上高地に始まり、小雨の涸沢、大キレットを越えてきた甲斐がありました。
元々槍ヶ岳が目的の山行というわけではありませんしたが、それでも行きたい山としてはやはり候補に挙がるため感無量です。
普段のオンシーズンだとこの山頂に上がるのにさえ渋滞が出来るとのことでしたが、3連休最終日のためか、土日の天気がよくなかったためか、山頂には数人いる程度でした。
なので
山頂カフェ pic.twitter.com/U9l6gd6m37
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月14日
珈琲と山頂と pic.twitter.com/up7jiuLkSe
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月15日
山頂で40分ほどたっぷりと過ごしました。
自分たちは槍の穂先の高度感や岩場の感じを怖いと思いませんでしたが、あとからやってきたワンダーフォーゲル部所属の大学生の子はおっかなびっくり登ってきたとのことだったので、個人差はありそうです。
南岳小屋で夏の期間アルバイトをしていると言っていたので、ぼくたちは昨日南岳小屋泊まりましたよという話をしました。(受付でビール買った際にいた子がその子だったような)
小屋番の子が先に降り、コーヒーも飲み終わったのでそろそろ槍ヶ岳山荘に戻るかと下山開始。
そして山荘に戻ってくるとレストランで食事。
早めの昼休憩をとり、のんびりとお茶を飲んだらババ平キャンプ場へと向かいます。
あとはひたすら下りの道
せっかくなので東鎌尾根側へ下り、瞬間だけそれっぽく味わったらすぐに殺生ヒュッテ側に降りてババ平まで下るルートを取ります。
黙々と下りますが時間も11時半を過ぎ、暑くなってきました。
坊主岩小屋を少し過ぎたあたりで雪解け最中の雪渓を発見。
周りを確認するもほとんど人もいない。
よし……!
ン~~~ギモヂィィィィイイイイ
「これ以上は見せられないよ!」って感じなんですが、このあとザックを置いて上も靴も靴下も脱ぎ、頭を洗ったり足を洗ったりTシャツを濡らしたりします。
いくら標高2000m以上がずっと続くとは言え、真夏に丸2日はお風呂に入っていないわけです。
そんなもん水浴びしたいに決まっているッッ!!
ファイントラックのナノハンカチというものを友人のオススメで買って持っていきましたが、水に濡らしてぬぐうだけでも結構さっぱりするのでオススメです。
ただちょっと小さすぎるので、ナノタオルのほうが汎用性は高そう。
さっぱりしたところで下山再開。
目的地であるババ平キャンプ場まで槍沢に沿って下っていきます。
高山植物も咲いています。この子は高山植物の代名詞2・シナノキンバイですね。
始まる、ロスタイム
ババ平キャンプ場に着くとちょうど自分たちに追いついてきたお姉さんが一人。
「こんにちは。今日はこちらで?」
「いえ、18時の最終バスに間に合わせるつもりです!」
「え、今からで間に合うんですか?」
「まあ私荷物も軽いので大丈夫だと思います!1泊2日で槍ヶ岳なんですよ」
「1泊2日!?それはすごい。お気をつけて~」
……
「Takaさん、聞いた?」
「え?」
「18時のバス、急げば間に合うって」
「マジすか。ゆっくりしてもよくない?」
「あとはこの沢降りて行ったら横尾~上高地でしょ?」
「あー、たしかに」
「俺らテントあるから厳しいけど……、じゃあせめてもうちょっと降りて肉とビール買って最後に花咲かせたくない?」
「ありっすね」
と、いうわけで横尾まで降りることに。
横尾までは観光地だし、テン場もあるし、きっと肉もあるはず……!!
俺たちのロスタイム、スタートだッ!
とは意気込んだものの、この日は6時半から行動開始していてすでに13時半。
まあそのうち2時間くらいは休憩しているような気がしますが……。
日光もガンガン浴びているので、結構体力の消耗が激しいです。
そんなとき、何も言っていないのに勝手に清流が現れ始め、
「周りに誰も人はいないの」
そう言った。あなたならどうする……?
最高だった……。
で、
なんやかんやあり(ないけど)、横尾のテン場まで着きました!ばんざーい!
時刻は15時半過ぎ。頑張れば18時のバスに間に合わないこともないけど
もう、ゴールしてもいいよね
というわけでテントを張り、あれやこれやと吊るし(こういうときロープあると便利だね!)、
カンパーイ🍻
肉とビールで乾杯です!くぅ~~~~
ん?
肉 ね ェ じ ゃ ん
はい、実は横尾山荘にはお肉の販売はありません。
というか、あとから聞いた話だと小梨平キャンプ場じゃないと無いみたいです。
ちなみに小梨平キャンプ場はほぼ上高地なので、横尾からコースタイムで3時間ほど。
こうして申し訳程度のお菓子で一杯やり、フリーズドライをハフハフして夕飯を済ませましたとさ。
その後、テントで今回の山行の話をしたり、九州の山の話や関東の山の話などをして最後の夜は過ぎていくのでした。
明日は上高地までなので観光も兼ねて寄り道してから帰ります。
次の記事
【2019.07.13-16 北アルプス縦走②】大キレットを越えてゆけ
北アルプス縦走2日目の記事です。
前回の記事はこちら
なんだかんだ寒い朝
……?
…………!?!?!?
足さっっっっむ
おはようございます。
やっぱりエスケーププロヴィヴィとウールソックスだけでは寒く、冷えで起きました。
他の要因としてはエアマットが120㎝と短く、足は適当な衣類の上に載せていただけだからですかね。やっぱりザックの中に入れるか、エアマットの上に載せないと冷えが伝わってきます。
え、というか今何時……?
時計を見ると5時。10時間も寝てた。
とりあえず起きて朝ごはん。外を見てみると小雨……。
「どうする?」
「雲的には曇天で済みそうなんだよなあ」
「じゃあひとまず北穂高まで行って、もっかい予報チェックしてから考えるか」
と、いうわけでテント撤収開始。
このとき「はぇ~」って思ったのが、ザックの中に大きなスタッフバッグを用意しておいて、基本装備はその中に。濡れたもの(フライとか)は普通にザックの中に。
こうすれば濡れてほしくないものはスタッフバッグの中にあるから濡れないという寸法。
自分は今までは逆で、濡れたものを袋に入れる考え方だったのでそういうのもありだなと思いました。
北穂高へ
北穂高岳は標高3106m。
ぼくは富士山に何度か登ったことあるので気にしませんでしたが、生まれも育ちも九州のTakaさんは初めて3000mを超えるとのこと。
「初3000m!!行くぞ!!!」
「ッシャオラ!ッシャオラ!」
というわけで
出発!!
涸沢小屋の横を通り、雪渓を登っていきます。
持ってきててよかったチェーンスパイク!!
ちょっと登って振り返ると
悪くない!悪くないよォ!?
ええちゃうええんちゃう!?
というか、
これはこれでかっこいい
晴れの日も雨の日も幸せだったら天気予報はいらないねェ!!
高山植物の代名詞・ハクサンイチゲちゃん!!(※代名詞他にもいっぱいあります)
濡れているのがこれまたなんとも可愛らしい。
おやおや、イチゲは可愛いですねえ。
岩場だなあ、というところを登ります。鎖もしっかりありました。
ここを越えると
結構標高も上がってきました。ハクサンイチゲ、結構あちこちで見かけますね。
さらに登ると
雪の階段だ……。
え、すごい。
ふと下を見ると
うーん、落ちたくないな……。ただ「落ちそう」っていう感じでもないので、変にバランス崩してよろめいたりしなければまず落ちることはないと思いますが。
雪に半分覆われたテント場を越えると……
着いたーーーー!!
はじめての3000m pic.twitter.com/IX9TDPwgh2
— TaKa (@Taaka910) 2019年7月14日
Takaさん初3000m越えおめでとう!!
良き日に立ち会えました。
さて、現在時刻は10:00。正直、どうとでも動ける時間です。
「どうする?」
「写真撮影もしたし、とりあえずお腹空いた」
「小屋で何か食べるか」
というわけで小屋でカップ麺を購入し食べながら相談することに。
停滞するにはまだ早すぎる時間なので、奥穂高の方へ行くか、大キレットを越えるかになってきます。
「奥穂も行きたいけど、あそこはアクセスが比較的いいし今度ジャンダルム行ったときは通るわけだし、大キレット越えない?」
「今は雨降ってないしそうするか」
「雨強くなりそうな感じだったらすぐに引き返す感じで」
「一応簡易ハーネス作ってく?」
「じゃあチェストだけ」
いざ、大キレット越え
国内の一般登山道では最高難度Eになっている大キレット。
今まで通ったことある人たちに話を聞いたりしましたが、「岩の縦走路って感じだよ」と言われていたので正直そこまで不安はありませんでした。
ただ雨上がり+曇天なので、慎重に行くことに。
入ってすぐこれ。
大キレット、怖いと思うのであればそれは高度感によるものが強いだろうと思っていました。
が、写真の通り曇天なので見通しがあまりなく、高度感は0に近い……。
マーカーもしっかりありますし、滑らなければ特になんということはないなと続行。
を決めた直後
……ポツ、ポツ、…ポッポッポッポッポ……
降ってきちゃった
「えー、どうする?」
「小雨だし、大雨になる感じではなかったから様子見かな」
「じゃあもう少しだけ様子見ながら歩いて、強まる傾向あれば引き返すか」
結局続行。
その後も小雨のままなので、このまま抜けちゃおうということに。
大キレットこんな感じです。
「こんな感じ」とか言われても分かりにくいとは思いますが……。
危なそうなところは鎖や足場がちゃんと作られています。
マーカーも大きくはっきりしているので、道迷いの可能性も低そう。
岩場の難度としては聞いていた通り、ただの岩だらけの縦走路という感じです。
しかし滑ったら助からないでしょうし、雨で滑りやすくはなっているので慎重に行きます。
さて、この時期実は「DEOCO(デオコ)」という商品が流行りました。
JKのような良い匂いがする⇒これを塗ればJKになれる!? という謎の図式で一世を風靡したのです。
【医薬部外品】 デオコ 薬用 デオドラント ラクトン (年齢と共に減少する甘い香成分)含有 スウィートフローラルの香 スティック 13g
- 発売日: 2019/02/21
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
まあぼくも当然
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月12日
持っているわけです。
で、
大キレット通過中、唐突にデオコを塗り始める人 pic.twitter.com/Sz0KxAZfqR
— TaKa (@Taaka910) 2020年3月17日
何してるんだろう、この人(自分)
いや、登山靴に雨が染みてくるんですよね。
山行は翌日も翌々日も続くので、足に不調をきたすわけにはいきません。
そうなる前に一度靴とソックスを脱ぎ、Protect J1という皮膚の保護クリームを塗るようにしています。
ふやけ防止だけでなく、ザックを背負った際のショルダーパッドのすれ防止や、サイクリングの際のサドルのすれ防止など、用途は多岐に渡るのでオススメです。
そしてその上にデオコを塗っているのが先ほどのツイートのシーンというわけです。
このデオコ、かなりフローラルな匂いがして普通に制汗剤としてありなので、山の臭い対策に案外いいかもしれません。登山者全員JK計画。
そんなこんなでほとんど人とすれ違わない道を歩いていると
雷鳥だ!!
二人とも見るのは初めて。ちょっと遠くにいましたが、十分にその愛らしい姿を確認できました。
しかしうまく保護色が働いていますね。天気も相まってますが、留まっているところをパッと視界の端に入れたくらいでは気づかないです。
この写真だけ見ると金峰山~鉄山のようですね。
正直、長谷川ピークや飛騨泣きなど、名前は知っているものの具体的な位置を把握しておらず、使っていた地図アプリにも記載がなかったため確証ある写真を撮っていません。
なので「これがあの……!」のような紹介は残念ながら出来ないです。
ただ全体を通して、そこまで取り立てるような箇所はなかったように感じます。
ただ、南岳小屋に至る直前。
ここは大きな城塞のように思えました。
マーカーの左にハシゴがかかってるのが確認出来ると思います。
ここを登ったらもうすぐです。
この岩場を越えると
南岳小屋に着きました!!
小雨も変わらず降っているし、今日は大キレット越えた記念で小屋泊にしようということに。
南岳小屋は乾燥室があるため、びしょびしょになったソックスや雨具などを干します。
あまり乾きそうな感じはしませんが……。
ご飯前にトイレに入ると
こちらこそよろしくな pic.twitter.com/ORg3Oj8KAQ
— コタお (@kotatsumuri39) 2019年7月14日
こういうの、好き
そして夕食。
ご飯、みそ汁がおかわり自由でした。
南岳小屋はちらほらと人がいたため、相席という形で食堂で晩御飯。
ぼくたちと一緒のテーブルになったのは中年くらいのご夫婦。
どこから来た(ルート的に)とか、どこへ行くとか、どこの山が良かったとか、いろいろな話が出来ました。
夕食後は受付でビールを買い、人が誰もいなかったので休憩室貸し切りで
キュンファンタイムだァ~~~~~~~!!!!!!
ダッテチキュウハ タカラバコー
\キュンッ!/ \ファンッ!/ \キュンッ!/ \ファンッ!/
こうして更けていく夜……。
翌日はいよいよ槍ヶ岳です!
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