碧雛蜜柑

登ったり攀ったり遡ったり走ったり滑ったり食ったり

作った山のカレンダーで2020年を振り返る

2021年も1/3が終わったこのタイミングかよって感じなんですけど、2020年の山を振り返ります。

去年のはこちら

 

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1月

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撮影日:2020/1/19

フォロワーさんたちと乗鞍岳へ1泊2日のテント泊。
松本駅に集合してゲレンデへ向かうため、前日に鈍行で甲府駅まで行き駅寝。
甲府駅南アルプス行く人が多いからみんな駅寝している」と噂に聞いていたが、それはバスが運行している夏の話であって冬は自分以外誰もいなかった。
甲府駅から始発で松本前駅まで行き、合流して車でゲレンデまで。そしてリフトを1本だけ乗ってコース外へ。
初日は曇っていたしツアーコースをただ歩くだけだったので会話をメインにしながら歩く。位ヶ原でテントを張り、夜はシチュー。
そもそもこの山行の発足は「シチューが食べたい」という話からだった。
暖冬でかなり暖かく、冬用シュラフにダウン着たまま寝たら汗をかいた。
翌日、日の出とともに起きる。レトルトで簡易的に朝食を済まし山頂へ向かう。
前日は打って変わって快晴で、風は山頂付近だけ強かった。
山頂からは御嶽山を見ることが出来て感無量。
たくさんのシュカブラとエビのしっぽも見ることが出来た。

写真は乗鞍岳山頂へ向かう最中のもの。(夏道ではない)

 

2月

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撮影日:2020/2/22

山か、と言われると非常に困る。
セツブンソウは早春に咲く花で、春の訪れ告げる“妖精” とも呼ばれている。
どこにでも咲いているわけでもないが、見ようと思えば群生地は割とあちこちある。
「困る」と言ったのはその見に行った場所で、野山というよりは群生地として保護されている場所のものだからだ。
高山植物とは違うにせよ野山の花ということでカレンダーに設定した。
見に行ったのは小鹿野町にある節分草園。300円程度払うことになる。
小鹿野町というとピンと来ない人がいるかもしれないが、両神山の麓と言えばどうだろうか。
今年は白馬に住み込みをしていたため見に行けなかったが、白い花弁に雄しべ雌しべが織り成す黄色と紫が可憐な花なので是非ともまた見に行きたい。

 

3月

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撮影日:2020/3/21

この冬シーズン一番のチャレンジだったように思う。
本来は3連休に合わせて甲斐駒ヶ岳仙丈ヶ岳を登ろうという予定だった。(今思うとなかなか無謀な計画だった)
が、初日の天気が悪そうだったため転進し、中日と最終日で1泊2日の黒戸尾根ルートで甲斐駒ヶ岳へ行くことに。
テント泊装備がずっしりとのしかかる黒戸尾根はかなりキツく、七丈小屋のテン場に着いた時点で割と疲弊していた。
時刻も午後を回っていたがテントを張りひとまず山頂を目指すことに。
晴天で気温も高いため雪は腐っていてアイゼンの爪を信じられない。
夕方になれば冷えてきて雪も凍るかもしれない。が、そんなに時間をかけて登頂したときに怖いのは帰り。今の体力と残りの時間と距離を考える。
気づけば「どのタイミングで撤退するか」ばかり考えていた。
いよいよの急登になったときに話を切り出した。

「撤退しますか」

その提案はすんなりと受け入れられた。
登りでも怖さを感じるということは、下りは当然もっと怖い。斜面に正対してピッケルとアイゼンを使って慎重に下りていく。ピッケルが2本欲しいと思った。
一息出来るところまで戻ってきたとき、その頂を仰いだ。
どうやら2本剣の岩場の真下近くで撤退したようだった。晴天の山頂がやけに遠く感じる。
いつかまた来よう、そう2人で話しながらテン場へ戻り食事を取った。

翌朝、登頂は諦めてもう下山のみとしていたため日が昇ってからの起床となった。
ちょうど早朝に山頂へ行ってきたおじさんが一人下りてきたので会話した。

「あんたたち山頂は行かんかったのか?」

「昨日行こうとしたんですけど雪が悪くて撤退しまして。今日はもう下山だけです」

「早朝は雪が締まっていて全然行けたよ」

雪の知識が足りないなあと思わされた。
事実、このとき七丈小屋管理人である花谷さんもTwitterで昼近くからの登頂は避けるように言及していて、自分たちが登ったあたりの日にちに救助ヘリが出動する事案もあった。
しばらく山頂まで無事行けた山行ばかりだったので、後ろ髪を引かれる思いは正直あった。
が、「職業登山家でない自分たちに今日踏まないといけない山頂はない」。今は遠くの地へ越してしまった山の先輩であり友人である人から教えてもらった中で一番記憶にある言葉。まさしく今回はその通りだなと思った。あの判断で良かったのだ。
実力不足を痛感しながらテントを撤収し下山した。

天仰ぐ甲斐駒ヶ岳。改めて振り返れば甲斐駒ヶ岳が天を仰いでいるのはなかった。その頂はまだ遠く、天を仰ぐかのように自分がただ仰ぎ見るしか出来なかっただけだ。

 

4月

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撮影日:2020/4/17

コロナ禍と呼ばれるコロナウイルスによる各種の自粛運動が非常に強まっている最中だった。
山の麓の町の来訪自粛依頼、不要不急の外出自粛要請、登山団体による登山自粛要請等々。
健康維持のための散歩は認められていたため、巾着田まで散歩することにした。
秋には曼殊沙華で有名な巾着田だが、春は菜の花畑となる。
そこからクライミングでも登山でもお世話になったことのある日和田山が望めた。
普段なかなか山容を気にしない山だっため、改めて麓から見るというのは新鮮だった。

 

5月

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撮影日:2020/5/11

相変わらず登山は自粛中だったため、せめて山を見ようと近くの公園に。
何度も登っている奥武蔵の山々が見えた。ただどれがどの山かまではさすがに分からない。
写真では上手く撮れなかったがその山脈の輪郭を眺めていると意外と迫力があることに気づかされた。

 

6月

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撮影日:2020/6/20

「マスクをして登山しましょう」なんてよく分からない説明をどこかで見かけるようになった。
また別の説明では「脱水症状、熱中症になるから無理につけなくてもいい」というのも見た。
あちこちでいろんな意見が出ており、県外移動や来訪についてもまちまちだ。
ひとまず県外移動は避け、地元の山である棒ノ嶺へと出かけた。
沢登りではないけど水量少ないゴルジュの中を進めるルートがあり、一般登山道としてはかなり珍しいように思う。
残念ながら沢を遡るルートは冒頭のほんの数十分間程度だが、清涼感があり奥武蔵の山でもとても好きなルートだったりする。
山頂の一本桜も見事で、4月下旬には満開となり見晴らしのよさも相まって多くの人が集まる。残念ながら満開の時期にまだ行けたことはない。
6月下旬というのもあって暑かったが沢に沿っている間はやはり気持ちがいい。緑も綺麗な時期でその鮮やかさに何度も目を奪われた。
次こそは満開の桜を拝みたい。

 

7月

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撮影日:2020/7/19

7月からは嬬恋村でキャベツの収獲バイトをしていた。
朝3時には畑へ行き延々とキャベツを切り、昼に仕事が終わる日々。
晴れでも雨でも収穫は行われ、今までのデスクワークがいかに体に楽だったかを思い知った。
この7月は雨続きでほとんど晴れの日がなく、そのせいで収穫以外の畑仕事が捗っていなかった。
そのため晴れてると昼メシのあとにそのまま夕方まで他の畑仕事をすることもあった。
この日は晴れていたが午後の作業はなしだったため、昼から行ける村上山へ。
嬬恋村草津白根山四阿山浅間山と言った百名山の他にも多くの山に囲まれていて選ばなければ山へのアクセスが非常にいい。
村上山は休暇村鹿沢の裏から行ける里山で、里山と言っても標高は1700mを越える。
そもそもの標高が1000mを越える嬬恋村ならではだろう。
片道1時間程度で山頂まで行け、山頂からは嬬恋村の方面の展望が良い。
四阿山や田代湖が見え、少し首を伸ばせば浅間山も見える。
この日は自分以外に山頂で無線に勤しむおじさんが一人。
交信の傍らで他愛もない話をして先に下山した。

 

8月

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撮影日:2020/8/13

キャベツバイトにもお盆休みはある。(2日だけだけど)
最初は白山へ1泊2日しようと思っていたけど天気が悪くて転進し、月山へ。
なだらかな山でルートもしっかり整備されていてとても登りやすく、山頂からの景色は素晴らしかった。
月山は花の百名山にも挙げられていて、多くの高山植物たちを見つけることが出来る。
その中でも群生していて人目を引いたのがミヤマリンドウだった。
高山植物図鑑で初めて見た時から気に入っている花で、花弁の間に少し小さくギザギザした副冠が凛々しくて良い。また花弁は雄しべの近くに斑点模様があるのも特徴。
ミヤマリンドウが多く咲いているのを初めて見たので少しびっくりしたくらいだった。
バックカントリーでも有名なのでいずれ滑りに行けたらと思う。

 

9月

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撮影日:2020/9/28

週休2日とは言え金、月休みで飛んでいるためなかなか泊まりの山は出来ない。
そこで考えたのが、仕事が終わった昼からテン場へ行きテントを張って翌日がっつり回るプランだった。
白羽の矢が立ったのは奥穂高岳。ジャンダルム縦走でもしないとなかなか泊まりで奥穂高岳へ行くことはないだろうと思い、前日入山の実質日帰りを考えた。
前日の仕事終わりに軽バンを納車した足で上高地へ行き、木梨平でテント泊。
翌日の3時ごろから岳沢ルートで登り始め前穂高岳へ。道中雷鳥に会うことができ、その愛らしい姿に和んだ。その後、奥穂高岳の山頂を踏んだ。
ジャンダルム、笠ヶ岳槍ヶ岳常念岳裏銀座の山々などを一望できた。
穂高岳山荘へと下り、ザイテングラートを経て涸沢へ。
次第に紅葉が近づいてくる様は気持ちよかったが、ザイテングラートは巨大な岩場の尾根と言った感じで、ボウル地形に背骨のようにぽんと生えているのが不思議だった。
意外にも疲弊していたため涸沢ヒュッテでおでんとカレーを食べて大休憩。
その後横尾まで下り、目指しているバスの時間がギリギリだったため走ったり歩いたりを繰り返しながら小梨平まで。
なんで出発時にテントを片づけておかなかったんだと過去の自分に悪態をつきながら雑にザックに詰め込み撤収した。
12時間以上行動してかなり疲れていたけど翌日は畑仕事。

『山に登る』『翌3時には畑にいる』”両方”やらなくなっちゃあならないのが『キャベツバイト』の辛いところだな……覚悟はいいか?俺は出来てる……

 

10月

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撮影日:2020/10/30

10月は剱岳にも登っていたのでかなり迷ったが、それでも浅間山を選んだのには理由がある。
7月から働いていたキャベツ畑でのバイトも10月末に無事終わったのだ。
毎日畑から眺めていた浅間山四阿山も同様ではあるが、自分たちが働いていた畑は浅間山側にあった。
守り神のように座していたその山に、10月の末2日連続で登った。
外輪山から自分たちが働いていた畑が見えると農家の迅さんから教えてもらう。
本当に見守られていたのかと錯覚する。浅間山はただそこにあるだけに過ぎないが、信仰のような親近感を覚えた。
写真はトーミの頭から撮ったもので、登山口から1時間程度もあればこの景色を見ることが出来る。
そこから数十分かからないほどで黒斑山という外輪山の一部に登ることができ、噴火の警戒レベルが上がっていて前掛山まで登れないときはここまでという人も多いらしい。
オススメとしてはそのまま外輪山を進み蛇骨岳などを通りJバンドを下ってぜひとも荒涼とした草原を歩いてもらいたい。

 

11月

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撮影日:2020/11/12

嬬恋村から戻ってきて1週間くらいしてからお世話になっていた農家の迅さんと九州へと出かけた。
迅さんはオフシーズンだったし、自分はしばらくニートなので気兼ねのない旅。
九州にいる間は天気にも恵まれ、毎日山に登ることが出来た。
初日は開聞岳へ。夕暮れを待って麓に巨大な影を落とす開聞岳は非常によかった。
2日目は韓国岳へ。ようやく見ることのできた念願の新燃岳はかっこよかった。
そして3日目。阿蘇山から日の出を見ようと深夜から仙酔峡ルートを選択。
時季外れのミヤマキリシマも咲いていた。
ちょうど稜線に上がったときに日の出の瞬間を見ることができ、祖母山のほうから上がってくる太陽は美しかった。
その後高岳と中岳へ行き、火口を見て下山。視界に収まりきらないほどの広大な火口には圧倒された。
下山後はその足で九重連山の登山口へ向かい、坊ガツルにテントを張り法華院温泉に入りテントで宴会。
最終日に久住山や中岳を登り下山した。

 

12月

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撮影日:2020/12/13

12月前半は林業研修の関係で八戸にいた。
友人と休みの日に八甲田山へ登ろうと話していて、最初の休みの日は天気がよかったが雪がそんなにかもと思い観光へと切り替えた。
翌週、いよいよ登山という日。しんしんという表現では済まないほど雪は降り積もっていた。
先週行ってれば……なんて思いながらたいした視界もない山を歩く。11月後半は山へ行かずクライミングが多かったせいか体力があまりなく意外としんどい。
標高が上がるにつれて風がどんどん強くなってきた。
山頂まではどう頑張っても無理なため、避難小屋で昼ご飯を食べて帰ることとなった。
避難小屋では意外にも多くの人が来ていて、ガスストーブが焚かれていた。圧倒的人権……。
一気にまた寒い風雪の中かあと思いながらも小屋を出る。小屋周辺はスノーモンスターで溢れており、天気も相まってか本当にこれが動いたらと想像するとぞっとする。不気味に沈黙を守っているそれは、何かの拍子にふと1つだけ見えたら確かに物の怪の類かと思ってしまうかもしれない。
友人はスノーシューで先行していて、ワカンの自分とはスピードが違う。
そろそろ一回声をかけようかなと思ったとき、ワカンで雪を踏み抜いてしまった。しかも枝に引っかかる。綺麗に枝と枝の間に足が引っかかってしまったようで全く抜けない。体勢が悪くなかなか力を込めたり角度を変えることも難しい。
その間にも友人との距離は離れる一方で、もう声をあげてもこの吹雪では届くこともなかった。笛を鳴らしてみる。同じく無理そうだ。
どこかのタイミングで気づいていれば待ってくれるか戻ってくるだろうと思いひとまず脱出に専念する。
なんとか体を丸めてワカンのヒモをほどく。こういうとき体が硬いと大変だなと身に沁みながら先へ進む。
少しすると無事友人と合流することが出来た。ちょっとしたヒヤリハットだったと二人して笑う。
吹雪に曝されたあとに食べる温かい蕎麦はまた格別のものだった。

 

 

という感じで2020年でした。

2021年4月、近況報告

どうもお久しぶりです、コタおです。
「ずっと更新がなかったから生きてるか心配になったじゃない!」なんて言う人もいるかなーと思ったのですが、よく考えたらTwitterアカウント知ってる前提での運用をこちらのブログはしているのでそんなこともなさそう。

「じゃあ、なぜ近況報告を?」

ってことなんですが、まあちょうどいろいろな節目というかぷーたろー期間に区切りがついたので一回さくっと書いておくかと。(何してたかについてはそれぞれそのうち記事化したい所存)

 

 ↓ぷーたろー始まりの経緯

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ざっくり書くと

  • 7月:キャベツバイト
  • 8月:キャベツバイト。スプリットボードを買う(ここで冬の生き方を決める)
  • 9月:キャベツバイト。ぷーたろーなのにマイカーを買う
  • 10月:キャベツバイトをやり遂げる
  • 11月:ハイパーニート期間。雇い主だった農家の迅さんと九州山巡りをしたり、石垣島行ったり、山登ったり岩登ったり
  • 12月:青森県林業研修へ行きチェーンソーで木を伐ったり重機運転したり。下旬からは白馬へ行き、住み込みホテルスタッフ
  • 1月:白馬住み込み。滑ったりたまに山登ったり
  • 2月:白馬住み込み。滑ったりたまに山登ったり岩登ったり。中旬ごろから就職活動を始める
  • 3月:白馬住み込み。就活が忙しくなったのと雪が少ないこともあってあまり滑らなくなってしまった。山はちょっと登ったり
  • 4月:ハイパーニート期間←今ココ

って感じです。
ざっくりタイムは終わりなので、もうちょっと詳しく書いていきますね。

 

キャベツバイト

 

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 上の記事でも触れたとおり、退職してから夏の間は嬬恋村でキャベツの収獲バイトをしてました。
晴れだろうと雨だろうと朝3時に畑へ行き、昼の12時までせっせとキャベツを切りダンボールを運びトラクターを操作するお仕事。
幸い仕事に必要な装備一式や軽トラは貸してもらえますし、住み込み代・光熱費・水道代・Wifi無料だったので割と快適な生活でした。
一箱10kgを越えるキャベツを毎日何百と持ち上げていたせいか、胸筋や三角筋僧帽筋あたりが発達しました。
あとめっちゃ日焼けした。

 フィジカル面が強くなっていったので、クライミンググレードも上がっていきました。(ただしジムボルのみ)
雇い主である迅さんも山を登るので、休日は一緒に山登りに行ったりもしました。

ある日、迅さんに「このあたりに山道具屋ないですか?」と聞くと「上田にサンライズヒルってところがあって、たまにそこで買ってるよ」と言われたので行ってみることに。


 ここで運命的な出会いを果たしてしまいました。
実はBCに興味があったのですが、スキーが全く滑れないのでスノーボードなら多少マシなのに……と過去に思ったことがあり、そのとき「スプリットボード」なるBCツールがあることを発見。
ただ取扱店舗が少ないため放置していた状態でした。
まさかこんなところにあったとは。

と、いうわけで

 買いました。

さらに、ここである決意をすでにしています。
スプリットボード買ったということはBCを始めるということで、いくらスノーボードのほうがスキーより滑れると言ってもしょせん初心者レベル。
上達するには籠るしかない!!

今冬は!ゲレンデ住み込みだ!!

というわけで冬はゲレンデバイトすることを決めました。
そしてゲレンデと言えば基本的には山の中。車がないと不便。
しかも今毎日軽トラを使っているのでなおさら思ってしまうんですよ。

 

車、欲しいなァ……

 

そして始めるお金の計算。
「うーん、50万くらいまでの車ならいけそう!」
ついに、車を買ってしまいました。

なぜこの車をチョイスしたかというと、まず山道具として車を買うつもりだったため積載量があることと四駆であることが求められました。
そして残念ながらぼくは貧乏なので維持費が安い軽自動車から探すことに。
積載量という点でほぼ軽バンは決定事項だったんですが、あとはどれにするかという問題。
四駆には種類があり、フルタイムとパートタイムがあります。フルタイムは常時四駆。パートタイムは四駆オンオフが出来るというもの。普段の燃費も考えるとパートタイムのほうがいいかな、と思いパートタイム四駆車から選ぶことに。
さらに気にしたのはターボの有無。高速道路で遠くの山へ行くことも考えると、元々パワーのない軽自動車ではしんどいことが明らか。少しでもマシにするためにターボは欲しい。
で、軽バンのパートタイム&ターボ車で絞るとハイゼットカーゴクルーズターボという結論に至ったわけです。
マニュアル車でしたが日ごろの畑仕事で使っている軽トラもマニュアル車のため操作も問題なく、たまたま4センチリフトアップしている車だったので林道などで擦る可能性も低くなりました。良い買い物したぜ。

そんなこんなで、お高い買い物をしながらキャベツバイトも無事最後までやり遂げました。
ちなみにキャベツバイト、霜張ってからが正念場でした……。

 

ニート期間

キャベツバイトから凱旋?してきたぼく。次に決まっている予定は12月からの林業研修。(嬬恋村いる間に決めました)
11月はニートです。
遊ぶずえええぇぇぇぇぇ!!!!
ってことで、のんびり準備したらまずは迅さんと九州へ。

 

 

 

 最高の九州旅でした。(そのうち記事化したい)

そして帰りのフェリーでふと気づく。

「あと沖縄だけだ、47都道府県で行ったことないの……」

「本島でもいいけど……ハッ!そういえば石垣島にはクニクニさん*1がいる!」

急いでクニクニさんに連絡し、外岩ガイドを依頼。
そのまま石垣島の航空券を予約。

迅さん「もう次の旅の準備してんのwwww」

「人生有限なんだから即断即決即行ですよ!」

というわけで翌週石垣島行きが決定しました。

九州から帰ってきて数日したら今度は群馬へ岩旅。
と言ってもフリー1日、マルチ1日という具合。
そしてそのまま空港へ。

 

 石垣島ッッじゃああああああいい!!!!!!

 

青い空、白い雲、青い海、白い砂浜、綺麗な岩たち……。楽しく石垣島を過ごしました。(そのうち記事化したい)

 

で、帰ってくるなり

 U・TA・GE!

ちなみに翌日は外岩行って楽しんでました。

 

林業研修

さて、散々遊びつくした11月ですが、12月からは青森県へ行き林業の研修を受けます。
この研修を受けることで木こりとしての研修の初歩を終えたことになり、林業会社に就職しやすくなります。(どのみち就職しても研修行かされることが多いとか)
修了したから一人前なんてことはなく、半人前どころかスタートラインに立つ資格が得られただけに過ぎないレベルです。
なぜ林業研修を受けたかというと理由がいくつかあります。

  1. 単純に第一次産業に興味があった(キャベツ農家もそう)
  2. 友人が去年受講しており、話を聞いて興味を持っていた
  3. 遠方からの受講者には宿泊費が出るため滞在費を考えなくてよかった
  4. 青森県に友人がいた。いつも飯能に来てもらって申し訳ないのでこちらからも行くか、と
  5. 今後自分がどういう進路を取るか分からないが、国土の7割以上が山林である日本において、この研修を修了すれば場所を選ばずどこかの林業会社には就職できるかもしれないと思った

研修内容や母体や待遇についてはそのうち記事化したいなと思いますが、「林業とは」と言った座学からチェーンソーの実習・刈払い機の実習・重機の実習を行います。
修了すれば資格・免許がもらえます。

 

 座学の様子の一部。

 

実習の様子の一部。

 

白馬住み込み

ゲレンデの住み込み先ですが、11月の間に場所は決めていて白馬八方付近のホテルに住み込みすることになりました。
ロッテアライリゾート、苗場、白馬と並べて迷っていたんですが結果的にコロナ禍が悪化しても打ち切られることがなかったのでよかったなと思います。
林業研修から帰ってきて3日くらいしたら白馬へ。
客室の一室を割り当てられているため快適です。食事代も水道光熱費Wi-Fi寮費も無料で、シーズン券は派遣会社が出してくれるため生きることと滑ることにお金がかかりません。すごい。

スタッフにも恵まれ、3ヶ月ちょっとの間楽しく過ごすことが出来ました。

 

 

 

 

登山やクライミングはたまに行っていて、せっかく白馬来たということで近場の黒姫山唐松岳五竜岳に登ったりしました。

 

 

 


1月・2月の最初はそこそこ滑りに行きましたが2月中旬から就職活動を始めたためめっきり行かなくなり、3月からは雪も降らなかったので1回行ったくらいになってしまいました。

 

 

就職活動

白馬にいていろんな人と話すうちに「海外に数ヶ月以上滞在してみたい」という思いが強くなったのですが、世界情勢などもあるためひとまず「サラリーマンがなんだかんだ一番お金と時間があった」ということからサラリーマン復帰を目指します。
白馬からの就職活動でしたが、幸いリモートワークの発達により東京の会社でも面接はほとんどがオンラインのため助かりました。
ひとまず前職であるSEの経験を活かせる職種ということでITコンサルや社内SEなどを狙っていきました。
どんなサイトを使ったとかどんなことを聞かれたとかについてはいずれ記事化したいと思いますが、無事に5月から都内の会社に就くことが決まりました。
給料も前職よりかなり上がったので空白期間を作って好き勝手していたにしては上出来だと思います。
そんなわけで4月はまたしてもニート期間なので実家や祖父母の家に久しぶりに顔を出しつつ、周辺の山をふらっと登ろうと思います。
再就職先から事前学習について指示されているので、そのあたりもぼちぼちやっていこうと思います。

約1年におよぶぷーたろー期間でしたが、いろいろな経験が出来て非常に良かったです。

*1:イケメンギャグ漫画家。日本クライミングジム連盟公認セッター。面白いし強いし気さく

初音ミクで好きな曲を挙げていく

初音ミクって知ってます?
というか今どき知らない人のほうが珍しいかもしれない。
「名前とキャラは知ってる」みたいな人は多いんじゃないかと思うんですよ。

一応説明しておくと、クリプトン・フューチャー・メディアって会社が出している人工音声ソフトのことで、元となった声は声優の藤田咲さんです。
「キャラクターボーカロイドシリーズ」の第一弾として売り出されていて、後に鏡音リン・レン巡音ルカなども出ています。
緑髪で毛先につれてボリュームが増えていくツインテ、ノースリーブネクタイ、ミニスカニーソとオタク受けするキャラデザで瞬く間に人気となりました。
ニコニコ動画に多数の楽曲があがり、後に音ゲー化やライブが行われたり様々なグッズ展開もされるようになり、「ボカロ、東方、アイマス」の御三家と呼ばれるまでの巨大コンテンツとなりました。
「千本桜」はトヨタのCMでも使われたり、BUMP OF CHICKENとのコラボで「ray」が出たりと世間的にも耳にする機会はかなり多いと思います。

何を隠そう学生時代は御多分に漏れずぼくはニコニコ動画にどっぷりハマっていて、初音ミク大好きでした。というか恋してましたもん。
受験生にも関わらずクリスマスイブにゲーセンへ行き、ボカロの音ゲーである「Project DIVA」をプレイしてMVとして出てくる初音ミクを観ながら泣いてました。
その中に「StargazeR」って言う曲があるんですけど、初音ミクがライブステージで踊るっていうMVなんですよ。

「いつか、いつか本当にこうやってミクがみんなの前でライブ出来る日が来たらいいな……あぁ~~~」

って泣いてましたもん。クリスマスイブに。気持ち悪っ
ちなみにその後立体映像によるライブを実際にやってるんですけどね。

で、そのStargazeRがこちら

 

初音ミクは名前自体を初めて知ったのはみっくみくだったんですけど、ちゃんと曲を聴いたのはメルトから。
今でこそ初音ミク=千本桜の方程式が成り立ってもおかしくないほど千本桜は流行りましたが、みっくみくとメルトはボカロ初期にその地位を築いていた楽曲です。

 

自分がボカロをよく聞いていた時期は2007年~2011年ごろ。
このころは先ほど紹介したメルトを作っている「supercell」というアーティストがかなり流行っていました。
supercellの好きな曲をざざっと紹介していきます。

まず「恋は戦争」

メガホンを手に叫んでいる初音ミクの画が印象的ですね。
叫びを暴れすぎず上手く調教していて音声ソフトの扱いとしてもすごいと思わせる一曲。

 

次に「ワールドイズマイン」

「世界で一番お姫様」で有名な曲。わがままで自由奔放だけどお嬢様然としていてちゃんとデレも入っているその歌詞と蠱惑的な笑みをする初音ミクの画が相まって素晴らしい一曲です。
supercellは恋愛ソングを書くのが上手い。

 

そのまま恋愛曲に進み「初めての恋が終わる時」

初音ミクに打ちぬかれた曲がメルトだとしたら、supercellに打ちぬかれた曲はこの初めての恋が終わる時かもしれません。
出だしのインパクトとイントロのメロディーラインから感じる良曲感、そして胸を打つような10代ウケする歌詞。

恋愛曲から離れ、独自のキャラクターが出てくる「ブラック★ロックシューター

強いストーリー性を感じる歌詞とドラムの強い曲。
この歌詞から小説を書いている人も多く散見されました。実際に物語としても後に作られ映像化もされています。

 


もちろんsupercellだけではなく、他にもボカロPと呼ばれる様々な作曲者たちが蔓延る群雄割拠の時代でした。

Dear

First Sound Storyとしてシリーズ化された楽曲の第5弾。
ギターが強調されたメロディーと切ない歌詞がマッチする曲です。

赤い実はじけた

サムネで釣られたクマーな曲。いや、この青ミクめっちゃ可愛くないですか?まさしく赤い実はじけちゃったんですけど。
曲も恋する女の子を綴ったものになっています。
この作曲者のsamfreeさんなんですが、他にも「ルカルカナイトフィーバー」など有名楽曲を出していますが残念ながら2015年にお亡くなりになりました。

 

初音ミクの消失

「速すぎて歌えない曲」として有名な初音ミクの消失。当時流行っていた涼宮ハルヒの消失になぞらえた曲名でしょうか。
ボカロ曲の音ゲーProject DIVAでも最高難度の楽曲として当時出ていました。
それもそのはずキャッチコピーは「最高速、最高圧縮の別れの歌」

あなたの歌姫

2007年当時、楽曲も多数あがってはいましたがやはり「曲をアップロードする」ということは素人にはハードルが高かったです。そもそも楽曲を作れない。
初音ミクに卑猥なセリフを言わせてみるといった使い方が見られていました。
その結果投稿された楽曲。(というか作者も下ネタ歌わせて運営に削除された経緯から生まれたものらしいです)
自分が心を持った機械であるという前提で作られた楽曲で、優しいピアノの旋律と歌詞が染みます。

ロミオとシンデレラ

曲名からしてセンスを感じる一曲。
両作品を引き合いに出しながらも自分の恋模様を歌った曲で、間奏のギターがかっこいい。

 

貴方に花を 私に唄を

「あなたに呼んでもらえず有象無象と変わらないなら名前なんていらない」と”あなた”に焦がれる気持ちを歌ったもので、高音とピアノがとても綺麗です。

 

白い雪のプリンセスは

ジャパンロック調の曲でノリやすいです。

 

1925

学ラン?姿の初音ミクのサムネが印象的で、割り切ったような達観したような人生観を見せる歌詞には言葉遊びも溢れていて素晴らしい。

 

Mrs.Pumpkinの滑稽な夢

今をときめくアーティスト・米津玄師がボカロP「ハチ」として活動していた頃の楽曲。
他にもパンダヒーローやマトリョーシカなど有名楽曲は多数ありますが、個人的に好きなのはこの曲です。
当時から光るものはさすがで、曲調・歌詞・動画としての演出すべてにおいて「センス」と言わざるをえない出来です。

 

from Y to Y

ルカもハモりで歌っている曲。
とても綺麗で染みる曲としか自分の語彙力では表わせないのが残念ですが、大好きな曲です。

 

Message in our silence

from Y to Yと同じジミーサムPの楽曲。個人的にはこっちのほうが好き。
当時に自分に歌詞がとても刺さったみたいで、よく聴いていました。
この人の楽曲はどうにもあれこれ言葉を使って感想を書くことが自分は出来ないみたいで、ただただ「良い。好き」としか言えないです。

 

Soar

アップテンポで疾走感のある曲。
特にイントロとサビ入るときが素晴らしい。
アニメのOPにありそう。

 

 

来年からがんばる

もともと「コタお」という名前は「コタツムリ」から来ていたんですが、まさにそれを表したサムネに釣られて知った曲。
まったりのんびりしていて、年の瀬にコタツにでも入りながら雑誌でもパラパラしながら聞きたいですね。

 

いろいろもっと紹介したいんですが、無限に続きそうなのでこのあたりで。
「ボカロよく知らなかったけど良いね」なんてきっかけになれば幸いです。
今回は初音ミクが歌っている曲に絞りましたが、他のボーカロイドやUTAUなどの合成音声ソフトを用いた楽曲も良い曲が多いのでぜひ聴いてみてください。

山の成長を実感した話

某日の夏、Twitterのフォロワー数人と谷川岳の西黒尾根を登った。

自分は2回目の西黒尾根で、企画者にとっては慣れ親しんだルート。
他フォロワーはみな初めてだったように記憶している。
夏と言っても6月下旬だったが山頂でも2000mに満たない谷川岳は十分に暑く、歩くだけで疲弊した。
初めて行ったときも似たような時期だったが当時の方が楽に感じた。月に1,2回山へ行くかどうかの自分では体力の維持も難しいのかもしれない。
「意外に疲れるなあ」なんて思いながら歳の近いフォロワーさんと会話する。
企画者は他の人たちに花の解説をしたり、残りどれくらいですよと余裕を残しながら楽しそうに歩いている。

山頂に着いて写真を撮っているとき、企画者は「すぐそこに見えているのが白毛門であっちが笠ヶ岳でそっちの方に見えるのが上州武尊山で……」と説明したり、他の登山者ともっと遠くの山を同定しあったりしていた。
自分もいくつか山を登ってきたが、「登った山のルート」なら分かるけれど「見えている山が何か」を強く意識したことがなかった。
目的地となる山は当然ながらその山に登っている最中に見ることは出来ない。
縦走でもなければ登山口に向かう途中か、帰るときに目立つ山なら分かるくらいだ。
山の位置関係もあまり気にしたことがなかったし、山体の特徴を覚えるということも今までなかった。
今、自分が見て分かるのは富士山と天覧山筑波山くらいだろう。
山の上から見える他の山がどこかを特定する楽しみ。
「綺麗な景色だな。おっ、富士山が見える」くらいの自分にとっては軽い衝撃だった。
地図を広げたり日ごろ気にしたりしていなければ、知識0では何も分からない世界のため避けていた。知的好奇心、探求心の欠如。

下山途中、素直に企画者に質問をした。

「どうやったら見てる山が分かったり、花とかいろいろ詳しくなれるんですか」

「山に登り続けてれば、そのうちコタおさんも分かるようになりますよ」

企画者はそう優しく笑った。

 

それから1年と数ヶ月後。
相変わらず自分は山登りを続けていた。頻度も上がり、均せば2週間に1回以上は山へ行くようになっていた。
もっとあちこちの山へ行き、群馬の山もいくつか登っていた。
ある日、登山サークルで西黒尾根ルートからの谷川岳登山を企画した。
日本三大急登という名目だからか事前相談もあり、かなり余裕を持ったスケジュールを立てた。
ゆっくりと登り始め、鎖を登る際の三点支持の説明や、こまめな休憩、谷川岳に関する雑学などを話す。
結果として予定通り、特に問題もなく下山することが出来た。
天神平から下りのロープウェイは貸し切り状態で、向かって左に見えるのが今朝歩いてきた西黒尾根だと説明した。ついでに向かって正面やや左に見えるのが白毛門で、そこからぐるっと稜線を回り谷川岳まで行くのが馬蹄形と呼ばれるルートだと話すと参加者の一人から質問があがった。

「どうしたらそんな風に山のことが分かるようになりますか?」

笑いながら、あの日言われたことと同じことを言った。

「山に登り続けていれば、そのうち分かるようになります」

自分はまだ山を登り始めたばかりで分からないことの方が多いけれど、それでも誰かに教えられるようなことが出来て、それが何かその人の新たなきっかけになればいいな。
もしかしたらあの日、自分の質問に笑みを浮かべたのは彼にも似たような過去があったからなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

で、なんかかっこつけて終わるのもかっこ悪いので当時のツイートを貼っておきますね

 

 

 

ETCマイレージサービスを知らない人が案外多い

いやもうほんとタイトルの通りなんですけど、普段から車に乗るような人と話していて意外に思ったのが「ETCマイレージサービス」を知らない率の高さ。
ネットで簡単に登録できるんですが、ETC車載器番号が必要だったりするので登録書(?)を見つけるのがめんどうとかでやらない人がいそう。
今回はとりあえずそもそもそんなサービスを知らないという人向けに軽く紹介します。
バス利用特典サービスもそうなんですけど、確かにこれ系のサービスってそんなに周知されていない気がする。ポスターは張ってあるけど目を引かない的な。まあバス利用特典サービスは交通系ICカード使っていれば勝手にサービス受けられるからいいんですけど……

 

ETCマイレージサービスとは

これです。

www.smile-etc.jp

 

URL貼ったから見ろっていうだけだと何のために記事書いてるか分からないので端的に言うと

  • 登録無料、年会費無料
  • 毎月ETC利用料金に応じてポイントがもらえ、ポイントが溜まるとETC無料通行券として還元
  • 登録にはETC車載器やETCカードの情報が必要
  • 登録情報はETCカードと紐づくので、違う車載器に挿しても問題ない

という感じです。
サービスに登録したETCカードを使っていればそのうち勝手に高速料金が割り引かれていくってだけです。

ポイントがつく高速道路や、ポイントつかないけど無料通行券が使える高速道路などちょっと種類がありますが、詳しくはこちらを見てください。

対象の道路 | ETCマイレージサービス

とりあえずNEXCOの高速道路は全線対象なので、たいていの人は問題ないと思います。

 

ポイントの付与率などは高速道路によってちょっと違ったりするんですけど、だいたいは利用料金の10%がポイントとして溜まっていきます。
で、5000ポイント溜まると5000円分の無料通行券として自動還元。(自動還元するかどうかはサービス登録時に選べますが)

無料通行券が発行されると、利用できる高速道路や有料道路をETC利用したときに自動で使用されます。(”通行券”と聞くと紙媒体かと思いますがそうではないです)

一度ETCカードを登録すればETC車載器は問わないので、友達の車でもレンタカーでも自分のETCカードを挿せばポイントが溜まる&無料通行券の利用が出来ます。
このETC車載器は二輪車のでも四輪車のでも構いません。ぼくはマイカーを持っていませんが、バイクに乗っていたのでETC車載器をつけたときにマイレージサービスに登録しました。
(2020/9/23追記)
特に車載器に挿している必要はないみたいです。
一般レーンでETCカード払いにしてもOK!

ネットからいつどこの区間を走って料金はいくらでポイントいくらついたか履歴を確認することも出来るので、便利です。

ちなみに履歴照会メインとするならこういうサービスもあります。

www.etc-meisai.jp

マイレージサービスと違い、随時履歴が反映されるので複数人で出かけたときの高速料金の確認に便利です。
ただし反映に数時間かかるので、直近の1つくらいは高速道路を降りるときにメモしておく必要があります。(あとETC車載器によっては履歴読み上げ機能があります)

 

高速料金の10%って結構大きいです……。
ETC車載器番号とETCカードの情報が分かれば無料で簡単に登録できるのでまだ登録していない人は是非どうぞ。